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フォトコピーのonyodaのレビュー・感想・評価

フォトコピー(2021年製作の映画)
3.0
言葉を選ばず書くと、スカッとジャパンを期待して見たらかなり胸糞展開が続いてしんどくなりました。

metoo運動をど直球に描いた映画、との触れ込みを見て視聴し、被害者の団結、世論の転換、加害者への制裁など「救い」の側面にスポットが当たっているのかと期待していたのですが、
性暴力の告発に対する世の理不尽さに強く焦点が当てていて、嫌というほど主人公の不安・絶望を追体験させられました。

とまぁ色々書いてしまいましたが、私個人の視聴前の期待値が高すぎた(期待しているものと違った)の問題かなと思います。
被害者がいかに抑圧されているかということを生々しく描写している映画だったので、それらを描いたという点では非常に優れた作品だと思います。

また余談ですが、あまり触れたことのないインドネシアの文化に興味が湧きました。独特なリズムの音楽やダンス、ジェンダー観、学校生活などもっと知りたくなりますね。
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