このレビューはネタバレを含みます
23-5-32
エンドロールがよい
この映画のエンドロールはどうあるべきかって考えたらあれがベストですよね。素晴らしいと思います。
主人公のケイコは耳が聞こえないので、手話を含む言葉によるコミュニケーションは必要最小限度しかないのですが、その分終盤で日記によりケイコが日常で考えていることが明らかになるところで、一気にケイコが愛おしくなりました。弟の彼女にボクシング教えてるところとかほっこりしますよね…
全体的に過度に悲劇的な場面は抑えられていますが、ジムの移籍のくだりはみていて悲しかったですね。周りはケイコのことを思ってのことなんでしょうが、一番大事なのは本人の気持ちですからね…
でも、そのあとの三浦友和とのトレーニングシーンはよかったですね。あぁ、この子はこの人とトレーニングをするのが楽しくてたまらないんだなぁというのが伝わってきました。
派手な映画ではないですが、観ればきっとケイコのことが愛おしくなると思います!