陰陽

ケイコ 目を澄ませての陰陽のレビュー・感想・評価

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)
4.7
僕は日々の日常でなにも集中することなく周りの音が必然的に入ってくる、もちろん誰かと接する時は集中して耳を傾けるわけだが、正直耳に頼んでこの音を聞いて欲しいと操作してる感覚は全くない。
映画内で流れるセリフや物の音それら全てが主人公のケイコには聞こえていないとなると改めて想像できない感覚に陥る、台所に溢れる水の音に気づかずシンクに水が溜まるシーンそこで改めて実感した。主人公は耳が聞こえていない、ケイコ自信感情を押し殺しているのだろうか、そこに加わる話すことができないという事実。
しかし、ケイコが綴る日々の日記を会長の妻が読み上げる。なんと表現すればいいのだろうあの音を言い表すのは少し難しい。
耳が聞こえない人や障害を持つ人に対して、健常者は哀れな気持ちを持つのは正しいとは思わない、寄り添うことは大事であるが、それは健常者だからとか障害を持ってるからとかではなく、苦しんでる人がいれば手を差し伸べる。そこの感情を区別はしたくない。
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