このレビューはネタバレを含みます
【soutaの邦画つぶやき No.464】
"この子は邪悪"
5年前に一家で交通事故に遭い、心に深い傷を抱える花。ある日、父が植物状態の母が奇跡的に目を覚ましたと家に連れて帰ってくるが、それは母とは全くの別人ではないかと花は疑い始める。
催眠ではなく魂の入れ替わり。今作を見て思い浮かんだのは 世にも奇妙な物語の"おばあちゃん"というエピソード、血の気が引く程に怖かった私のトラウマ回、今作はある意味それと似たような気持ちにさせてくれる。
設定の荒だったりチープさは否めないので評価が低い理由は分かる。でもやはりシンプルに気持ち悪くて後味の悪い、家族への異常な執着の話。全編通して不穏で不気味な空気感は見事に表現されていたと思う。