光一

この子は邪悪の光一のレビュー・感想・評価

この子は邪悪(2022年製作の映画)
3.4
【何かがおかしい…何かがおかしい…で進んでいくスリラー映画!】何を言ってもネタバレになりそうなので外堀中心にレビューします。

まず、TSUTAYAクリエイターズプログラムフィルムというコンテストで準グランプリを取った作品が商業化されたということで、原作小説みたいなものはない脚本です。

物語を通して「タロットカード」「部屋の飾り」「目」等々、細かいメタ比喩が散りばめられていて、ストーリーも設定もかなり面白かったです。1回観終わって冒頭だけ見直すと「なるほどね!」も沢山あります。

そんな中で、もったいなかったのがリアリティの無さでした。「不自然」とそこに納得感のないシーンがとにかく多い。警察や司法が動いてる感じとか、方法のバックグラウンドとか、その辺が細かく描かれていたら4.0超え付けてたと思います。面白かったんですけどね。

ストーリー点5
監督点2
役者点3
映像音楽点2
印象点4
エモーショナル点4
追加点0.1
総合点3.4
光一

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