#twcn
え、ダサっ。
ホラーじゃなくてカルト映画を目指したけど変に気取って失敗したただの駄作。
特に怖くないし新しくもない上、致命的に脚本がダサい。
久々に無駄な100分を過ごしました。
一応ホラーで売ってるのかな?
登場人物は不眠症の女子大生しおり。元カレのチャラ男けいた。そして今カノのまほ。
けいたは未だにしおりのアパートに入り浸り、しおりは生きている実感がないと語る。
のちに死ぬのが怖くて仕方がないとも語る。
…
(°_°)
(o_o)
すげぇ、ガキっぽい…あ、大学生か。
ガキの話だった。
ガキってかモラトリアムの話だった。
モラトリアムな人はぶっちゃけ生きてても死のこと考えるからなんともw
しおりには重病の母がいて医者に3日以内に延命治療を中止するか続けるか決めなさいと言われる。
ってことは後見人?20歳は過ぎてるのかな?
そんな折、2021年2月。
逃避行のようにカメラ片手に3人で卒論のネタに幽霊団地と噂の廃墟に取材に行くことにする。
入居希望者を装い内部侵入に成功。
そこまで古くないが所々ガタがきている7階建の公営住宅。
廃墟と聞いて訪れた団地は普通にめっちゃ人が住んでいて活気があり期待はずれながら卒論も忘れてはしゃぐ3人。
しかも住人からはまだ入居も決めていないのに歓迎され宴会まで開いてくれ3人を引き留める。
人の温かみに触れるTOKYOの学生たち。
老若男女ってか若者の多い歓迎会にそこはかとなく香る卒業制作臭。
やいのやいの打ち解けたと思って「ホラー映画の舞台としてみに来た」と打ち明けるとさっと引いていく住人たち。
え、わかりやすw
失せろ or いてこますぞコラの2択の雰囲気に怯える3人。
そして残された3人の部屋では物が動いたり大きな音がしたり叫び声が聞こえたり…
えw
嫌がらせやんw
自業自得やんww
てか音が大きすぎて最近地震があったばかりで怖かった(T . T)
で、問題はこっから。
いきなり「霊の存在を信じますか?」教祖が出てくるので、えっ?宗教の話?
そっちのが幽霊より全然怖いし!
幽霊はお金とったえい友達と引き裂いたりしないけど宗教は何もかも奪っていくやん!!
教祖曰く「霊を理解しお互いに尊重し合い共存することが大事。死ぬことは怖くない」とな。
え…古すぎ…宗教ってかカルト??
それかスパニッシュホラーにそう言うこと言いそうな人いそうやん!
アレハンドロ・アメナーバルとか言いそうww
さらに「生に固執するな。死と向き合え。怖がらな臆病者」とも。
…
(o_o)
いや生に固執することと死と向き合わないことは違うくない?という哲学的思考あるあるは多分ここでは関係ない…そういう風に頭使う話ではない。
もっともっと低レベルな話。
そしたらまた地震みたいな大きい音してみんなパニックになりバッタバッタと人が死んでゆく。
こちとら単位がかかってるのでカメラ回すのに必死だが、あちとら信仰かかってるからカメラを手放さない。
これはこの宗教側の奴のカメラ映像を後半シークエンスに挟み込んでくる感じ?と卒業制作にしたり顔で口を挟む老害映画ファンw
しかも主人公のしおりはことあるごとにカメラを回せ!と言うが絶対自分では撮らない…
え?
機械オンチ??
そして一通り落ち着いたら撮った映像を確認しカメラを確認し全部やらせだー!って言うんだけど…う、うん。
カルトだから…
うん…
なんか目的がわかんないんですけど"目的がわからないが故に怖い"のがいいカルト宗教スリラーサスペンスだと思うのですが、今作のように"目的がわかんないんだけど別にどうでもいい"…って飽きさせるのはタダの失敗作だと思うんですよ。
あのベルトのシーンとか今カノが簡単に染まっていくとことか意味もわからんし意図もないしとにかくダサかったな…うん…めんどくさ、ってなった。
テーマを大きく扱いすぎなんよなぁ。
"ホラー"を作りたいならもっと怖がらせる&驚かせる方向に進むと話がなくても映像的にビクッ!ってなったりする作品なんて作れそうなのに、変にカルト宗教と同調圧力を混ぜて別のなにかを感じさせたいのか、若干の自己意識と膨大なダサい台詞を混ぜられることで集中力がめっちゃ削がれるんですよ。
しかもどっかで聞いたことのあるダサい&古い&聞き飽きた台詞のオンパレードなので脚本がゴミだと思います。
調子悪そうなしおりちゃんを心配する元カレに対して「彼氏ヅラかよ」と言い放つシーンに至っては、お前らの世界には守ってくれる彼氏か見殺しにする彼氏じゃない男しかいないのかよ…という大学生への変な誤解すら生みそうでマジで失礼だし害悪じゃない?
「大学生ってこういう恋愛のことしか頭にないバカばっかでしょ?」って作り手側が偏見満ち満ちなのが見え見えでキャストがかわいそうに感じました。
タナトフォビア(死恐怖症)をこのレベルで語るのは…ほんとやめた方がいいよ。
無知すぎるし、単純にダサい。
新
試写にて