このレビューはネタバレを含みます
Filmarks様主催のアフタートーク付き試写会にて鑑賞させていただきました。
アフタートーク話者は本作のフライヤー、パンフレットなどをデザインされたデザイナー大島依堤亜さん、映画ライターでA24作品の大ファンを公言されるSYOさん。
映画はいわゆる農場ホラーですが、トークでも何度も言われていたように、B級ホラーだと思って見ると良い意味で裏切られます。
リメイク版サスペリアで印象的な脇役だったミア・ゴスが、本作では主演のマキシーン役をつとめており、サスペリアのティルダ・スウィントンと同じく、老人役とのダブルロールです。いや、気付きませんね。パールの外見や声に違和感はありましたが、まさかという感じです。
トークで言及があった通り、冒頭は農場の納屋から家屋を見ているようなスタンダードの画角からスタートしており、大島さんは映画撮影がテーマになっていることとの関わりを指摘されていましたが、私は時代を象徴しているのかなと感じました。
ゴアシーンもちょうど良い塩梅で、ラストの展開にも爽快感があり楽しい映画です。筋骨隆々の殺人鬼より恐ろしいのは老婆の性欲。