ぶみ

X エックスのぶみのネタバレレビュー・内容・結末

X エックス(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

死ぬほど快感。

タイ・ウェスト監督、脚本、ミア・ゴス主演によるホラー。
1979年テキサス州を舞台とし、ポルノ映画の撮影のため田舎の農場を訪れた三組のカップルが、農場の高齢夫妻に襲われる姿を描く。
主人公となる六人を、ゴス始め、マーティン・ヘンダーソン、ブリタニー・スノウ、スコット・メスカディ、ジェナ・オルテガ、オーウェン・キャンベルが演じており、過去にどこかで観ているかもしれないが、正直その名前に心当たりはなし。
物語は、六人が襲われるという内容のそれ以上でもそれ以下でもないのだが、荒涼とした空気といい、どこかざらついた映像といい、主人公等が発する熱量といい、1970年代のアメリカの片田舎を再現した雰囲気は抜群。
そして何より、老夫婦が醸し出す不気味さや根底にあるものは、もはや見てはいけないものを見てしまった感満載で、直視していいのやら何やらよくわからなかった次第。
エンドロール後の展開もさることながら、クレジットを見ていたら、もう一人の主人公とも言える老婆をゴスが一人二役で演じていたというサプライズつき。
怖いもの見たさがホラーの真髄だとしたら、ザ・ホラーと言える一作。

2人の秘密よ。
ぶみ

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