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ハバルダのchiyoのレビュー・感想・評価

ハバルダ(1931年製作の映画)
3.0
2022/6/5
鳥飼りょうさんのピアノ生演奏付きで鑑賞。老朽化した建物を壊して新たな街を創ろうとする者たちと、歴史を重んじて建物を修復して残そうとする者たち。その背景には、1928~1932年の“第一次五ヶ年計画”が絡んでいるものの、その辺りの知識が皆無で意図を汲めなかったのが残念な限り。が、新旧勢力の対立よりも、とある男性の夢だったり、本筋から脱線する描写が多め。そして、「私のお祖母さん」と同じく、泣くシーンの涙の流れ方が大袈裟すぎて笑ってしまう。酒場で祝っていた人たちがふっと消えてしまうラストは、お国がお国なだけに若干の怖さを感じたりも。ちなみに、タイトルの「ハバルダ」は「道を空けろ」という意味。
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