90年代の苛烈な内戦で傷ついた男たちのセラピーを描いたボスニア語映画。
50%のイスラム、30%のセルビア正教、そして15%のカトリック。「メルティングポット」「サラダボウル」は一つの国の専売特許じゃあない。
東アジアのこの地からは、なかなか血肉化できない内戦事情を詳しく講義していただいたみんぱくの上畑史さんのお話が非常にわかりやすかった。
上畑さんの専門分野だという彼の地の音楽事情のお話と併せて、イスラム映画祭は毎年そのトーク内容に心酔する。
66席の映画館で、この日いただいた整理券は66番! 満員の映画館に幸あれ。