唯一の親友を突然失う。
何を聞いてももう何も答えてくれない。
やるせない気持ちと、彼女との思い出と、彼女の遺骨を胸に、自分がしてあげられることって?
『大丈夫に見えます』
二度かけられるこの言葉には、それぞれ違う思いがこめられていて、その説得力にぐっときた。
タナダユキ監督のお話では、絶妙なキャスティングの裏話、役作りのために永野芽郁がタバコを吸う練習をしていたり、奈緒が自ら手紙を自筆したり、ススキの撮影の難しさなど、面白いお話がいっぱい聞けた。
原作に惚れ込んだからこその表現方法など、ぜひ原作と見比べてみたい。