虐待モノ、辛い…
あんな酷い痣などあったら実際なら学校で気づいて児相だよね。そう信じたい。
お前が悪い、お前が誘ったからだ、なんて言われ続けたらそりゃ判断力おかしくなる。
マリコの人生いいことは一つもなかったんだろうな。なんて考えると本当に胸がつまされる。ここが私には一番刺さった。
でも親友がいてくれてよかった。
ちょっとワルで無鉄砲で、でも本当に友達思いで。ラーメンをガバっと食べるところとか、サワーをぐっと飲みおじさんたちに食って掛かるところとか、永野芽郁がとても好演していた。いつものお嬢さんイメージと違って、とっても良かったと思います。毒親に取っ組み合いに行くところとか。
マキオがいい人だった。なんかあるかなと思わせて何もない。
毒親があまり毒親に見えない配役。
何も考えず、毒親に包丁持って刺しに行ったり、旅行の支度何もせずにでかけたり、バイク追いかけて走ったり、直情型と言うんでしょうか。私たちはどうしても計算してしまう。何処へ行くには何が必要か、走っても追いつきっこないとか、「やってどうなるのか」とか「その後」を考えてしまう。その点でおもしろかったし、ああこういう行動へのエネルギーもあるんだなと、若さが羨ましくもありました。
いろんな点で興味深く、久々に号泣もしたし、良作だと思います。
偶然に選んだ一本なのに、あたりでした。