地球外生命体

ナナの地球外生命体のレビュー・感想・評価

ナナ(2022年製作の映画)
3.7
インドネシア映画界の巨匠ガリン・ヌグロホの娘で、第24回東京国際映画祭TOYOTA Earth Grand Prixを受賞した『鏡は嘘をつかない』(2011)や第18回東京フィルメックス最優秀作品賞を受賞した『見えるもの、見えざるもの』(2017)などで知られるカミラ・アンディニの長編第4作。

アーダ・イムランの書いたある西ジャワに住むスンダ族女性の伝記の第一章の映画化。全編スンダ語が使用されている。

1960年代のインドネシアの西ジャワ。1940年代に紛争によって夫や親族を失ったナナは、過去の辛い記憶に苛まれながらも、農園を経営する裕福な男性と再婚して子供たちにも恵まれ、15年の月日が流れていた。年の離れた夫はナナを愛していたが、浮気者で彼女は人知れず苦しんでいた。スハルト政権による混乱が市民に暗い影を落とす中、ナナは市場で肉屋を営む女性イノと知り合う。イノは夫の愛人の1人だったが、自由奔放な性格でナナと気が合った。ナナとイノはインドネシアの社会で女性が置かれている状況に疑問を感じていた。やがて、死んだと思っていた元夫がナナの前に姿を現し、ナナは人生の決断を迫られイノに相談する…。

★2022年ブリュッセル国際映画祭
 審査員賞【International Competition】
★2022年ベルリン国際映画祭
 助演演技賞(ローラ・バスキ)【銀熊賞】
★2022年アジア太平洋映画賞
 作品賞
★2022年インドネシア映画祭
 作品賞
 撮影賞
 編集賞
 作曲賞
 美術賞
★2022年インドネシア映画俳優賞
 主演女優賞(ハッピー・サルマ)
★2022年バンドン映画祭
 助演女優賞(ラウラ・バスキ)
 監督賞
 特別賞
★2023年ベンガルール国際映画祭
 作品賞【Asian Film Competition】
★2023年マヤ賞
 助演女優賞(ラウラ・バスキ)
 撮影賞
 美術賞
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