ダルデンヌ兄弟ですよ。
前作「ロゼッタ」がパルムドールでこれは逃しましたが、個人的にはこちらの方が良かったなあ。
主人公オリヴィエを演じるのは「イゴールの約束」でイゴールの父、「ロゼッタ」ではロゼッタの働いた屋台の社長役と、ダルデンヌ兄弟作品には欠かせないオリヴィエ・グルメさん。
ついに今作では主役です！
職業訓練学校で木工の教官をしているんですが、そこに新しくやってきた少年に彼は動揺するんです。何があるんだろう・・。
なんとも縁は不思議なもので、人々の葛藤や、そして許しがテーマの内容です。
オリヴィエやフランシスの心の中に思いをはせるといたたまれない気持ちになります。
これは秀作です。
まったく説明的ではない作風なので、多くの映画に比べて展開はゆったりしています。考えながら観るというか、舟に揺られるように観た方がいいんでしょうね。
その"揺れ"はハンディカメラでかなり寄ったサイズだからでしょうか。笑
まあそれも作風。
あとは好きか嫌いかですね。
