Ludwig2

家をめぐる3つの物語のLudwig2のレビュー・感想・評価

家をめぐる3つの物語(2022年製作の映画)
3.3
1つの家を巡る3つの短編集。1つ目と3つ目は面白かった。
1つ目は、貧しい家族の前に現れた怪しい建築家が建ててくれた家に引っ越すが、毎日のように改築され、夫婦はだんだん人間らしさを失い、最後はイスになってしまい、火事で死ぬ。この家を怪しいと思っていた娘たちだけが助かる。やっぱり小さくても質素でも身の丈にあった我が家が1番で、強欲は良くない。
2つ目はネズミのデザイナーが、なんとか改築したこの家。トラブル続きで、最後は居着いたネズミにより、ほんとのネズミになってしまうという話。電話をかけてる「恋人」もただのお医者さんという、大変残念な話。虫が気持ち悪い。
3つ目は洪水に飲み込まれる家に住んでいるネコの大家。どこまででもこの家の改装にこだわるが、風変わりな住人たちにより最終的に一歩踏み出す決意をし、なんとか洪水から逃れ船を漕ぎ始めるという話ではこれはまあまあインパクトがあった。固執して前が見えなくなってはいけないと思った。
なかなか統一的なメッセージがわからない。
Ludwig2

Ludwig2