せびたん

レジェンド・オブ・クロー 九陰白骨爪のせびたんのレビュー・感想・評価

3.5
伝奇ものアクションのようなラブロマンスのような映画でした。
そして大河ドラマを110分で見せられたような内容の濃さ。原作小説があったりするのかな。

語りがすごく複雑で楽しかったです。
私達が普段触れている物語体系?スキーム?ではなんのこっちゃって決着のし方だったけど、これはこれでありだと思う。テーマはすれ違い。なんでしょうね。

そして映像がけっこう綺麗。
登場人物は男も女も美形でしたね。

松平健が若返ったふうの人が出てました。
ジャケ写の一番手前にいる女性が主人公でしたけど後半からはホラーみの強い外見に変わっていくのも見どころのひとつかと。

話はややこしくて要約するのが難しいです。
究極奥義の秘伝書みたいなやつの所有者が死に、拳法の究極の達人たちがそれを狙って奪い合い、主人公の師匠がなんとか下巻だけを手に入れたんだけど、主人公と兄弟子がそれを盗んで逃亡するという。そして兄弟子は主人公に惚れていて主人公は師匠に惚れている。けしてラブラブではない逃避行というのがおもしろかったです。またなぜ師匠に惚れてるくせになぜ秘伝書を盗んだ?というあたりが話が進むにつれ分かってくる感じ。
究極の達人たちの奪い合いの隙をついて弟子が下巻だけだけど手に入れ、逃げ、追いかけるのが究極の達人たちというのもなかなかよかったかなー。
せびたん

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