翔海

ブラウン・バニーの翔海のレビュー・感想・評価

ブラウン・バニー(2003年製作の映画)
3.7
どんな女性とキスしても足りない。
彼女との日々が忘れられず彷徨う。

物語の内容は1回だけじゃ到底理解できないものである。始め80分の物語は最後10分のための布石に過ぎない。そのため、退屈や飽きるなどと言われるのかなって思う。私としては退屈ってよりかは出会う女性たちとキスしまくるギャロに嫉妬をしていました。モテない私からするとあれはずるい!!あんな色男に敵うわけもないのに勝手に嫉妬して申し訳ないです。笑

ギャロ作品の癖は好きな人にしか分からないと思いますが、私はバッファロー66からその沼にハマってしまい。この作品もギャロ節がとても強いのですがいたたまれないギャロの姿が切なさもかなり好みでした。

映画を好きになるきっかけになった女友達がこの作品のパンフレットを持っているらしく、なにか勘違いをした私はリビングで見ていました。次々とキスシーンを繰り広げるなかリビングを通過する姉の目がとても冷たく軽蔑しているかのようでした。最後10分はかなりヒヤヒヤしながら見ていました。さすがに姉は通過しませんでしたが、見られたら軽蔑されそうで肝が冷やされました。この気持ちは見ないと分からないと思います。皆さんも是非ご覧下さい!
翔海

翔海