河合優実さんの演技を観たくて観賞。
早川千絵監督。覚えました。
キャストの演技を最大限に信頼しているからか、無駄な台詞や展開が殆どない。音楽も丁度良い。
とても丁寧な作品で、「このシーン良い！！！」という場面が多く、満足度が高かったです。
途中からは安心感がありすぎて、どんなシーンを次は見せてくれるのかとワクワクしていました。
今後も制作をされるようでしたら絶対に観ます。
河合優実さんも凄い。
いや、もうあの演技だけで観て良かった。
毎回キャラクターや役割が違う役なのに、どれも演技のレベルが高すぎて感服どころではない。
去年「サマーフィルムにのって」で知ってから、「佐々木、イン、マイマイン」「ちょっと思い出しただけ」「愛なのに」と観たが、今作も完璧。
見逃している作品もなるべく早く観たい。
作品全体を通して感じたのは、人の繋がりです。
観賞前は、映画として＜プラン75＞を最終的にどのように結論づけるのか気になっていました。
しかし、結論自体は正直あまり重要ではなくて、この制度を通して生きる理由や人生の喜びを感じられるシーン、それこそがこの映画が制作された意味なのではないかと観賞後の今は思います。
75歳は22歳の自分にとってまだ遠いです。
父は67歳ですが祖父母は自分が生まれる前からいないので、75歳に対する実感は湧きません。
それでも、年齢に関係ない人の繋がりを映画から感じたからこそ、強く胸を打たれました。
改めて河合優実さんが凄い。
お金が無くなるのは勿論だけど、話す人がいなくなって人生に終止符を打つのはもっと嫌だな…
「いつもお喋りできるのが嬉しかった。」
