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じゃりン子チエのmitakosamaのレビュー・感想・評価

じゃりン子チエ(1981年製作の映画)
3.4
これリアルタイムで見てないんだよね。初鑑賞は90年代末の浅草東宝。
勘違いしていたのだが、テレビシリーズの前に作られてるんだね。てっきりテレビシリーズの再編集版かと思ってた。
まぁ、後のテレビシリーズがこの映画を引き継ぐのでニュアンスは同じ様なものだが。

この時期に高畑の高畑らしさ開花したんだろうな、と思う。
この頃から声優をあまり好まない傾向があったっぽく、主要キャラクターの殆どを関西の芸人で固めてる。
テレビシリーズでは、テツの西川のりおは続投したけど、それ以外もみんな芸人。まぁこれはお祭り的なキャスティングでもあるんだろうね。
漫才ブームの時代で、漫才のアニメも作られてたみたいだし。
鳳啓助・京唄子・芦屋雁之助・仁鶴・三枝・ザぼんち・紳助竜助。
小鉄とアントニオが、やすしきよしだぜ。
割と違和感無かったとは思うが、島田紳介が子供なのに声ガザガザだったのは気になったな(笑)

映画自体は良いんだけどさ、お母さんとのエピソードは本来一番の山場なんじゃないの?それを差し置いて、小鉄とアントニオジュニアという猫のケンカが物語の最後なんだよ。何故だ???何故に猫のケンカでこの映画が終わるのだ???「小鉄〜お前は男やぁ〜」ってチエちゃんが泣くんだけど、それで終わって良いんかい?!
絶対話の順番おかしいよな。

あともう1つ不満があるとすれば、「バケツのおひさんつかまえた」のうたがない事。う〜ちのカバンにお日さん1つ♫がいつ流れるのか心待ちにしてても最後まで流れなかった。
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