たな会No02

じゃりン子チエのたな会No02のレビュー・感想・評価

じゃりン子チエ(1981年製作の映画)
4.0
眉毛と睫毛の描き方と歯の出し方が良いですね。表情豊かでした。ちょいと世間からはぐれた人たちの日常を描いてるわけですが、現実にも博打ばっかしてるやくざじゃないけど堅気でもない人たちって確かにいましたね。底抜けに明るいし、愛情みたいなものを感じられたので下品でも怖くはなかったです。そういう人たちに囲まれたチエに嬉しいこともほろ苦いことも起こり、観ていてとても元気になりました。長谷川眞理子が「ヒトは共同繁殖の動物なのだから、共同繁殖のネットワークを再構築せよ」となんかの本に書いてましたが、その通りだと再認識させられる映画でした。