オリヴィア・ワイルド2作目にして、この内容はイカしてる。ハリウッドで撮り続けてる人の作品かと思っちゃう
仮想的な現実の快楽は一過性の象徴で
いかに本質と向き合って普段暮らしていけるかみたいなこと?
真上から俯瞰したカットが多くてアートに富んでいるが、それはほぼ円形でシンメトリーなものが多く、視覚的に捉えるための瞳孔や虹彩を模しているかのよう。
また、色鮮やかな衣装や車種も結構こだわりに見えた。鑑賞者自身がこの映像を捉えることをより複雑にコントロールさせられたような感覚だ。
フローレンス・ピューは、本当にこの数年で注目俳優に登り詰めたが、鬼気迫る状況に本当にクレイジーになってしまったのではないかと思わせる荒ぶれ。
対照的に、ラストで事実を語るオリヴィアワイルドの役もこの世界において重要。理解した上で受容する者も当然存在する。分かっていながら変えようとしない者のメタなのか