磔刑

ドント・ウォーリー・ダーリンの磔刑のレビュー・感想・評価

1.0
オススメ度☆
“驚愕の真実”に全フリした作品。
その割にありがちな内容で驚きは皆無です。つまらないオチだけ映画の先駆者シャマラン監督作に懲りてる映画ファンは観ない方がいいです。フェミ映画としても偏った思想、形だけ模倣した設定により、テーマの完成度は下の下です。
つまらないオチのためのつまらないドラマをダラダラ見させられるので時間の無駄です。
<以下ネタバレあり>









端的に評するなら、『マトリックス』の劣化。こんな言い方したらアレだけど、女の猿真似感が酷い。
『マトリックス』の壮大で緻密なテーマや世界観、爽快なアクションといった男の理想を詰め込んだ大作アクションを、女の矮小で主観的なクソのような思想で台無しにした内容。
くだらないテーマの為にSF設定が死に体になっている時点で論外。まぁ、ウォシャウスキーも女になってるから、彼女たちが今同じ題材で撮ればこんな内容になるかもしれないが…………。

単純にドラマが面白くないのも致命的。
抽象的な恐怖、曖昧な物語、緩急の無い演出、味気ない人々。とにかく退屈で単調。フワフワした物語が1時間半ほど続く。
そして出し惜しみしたオチはまるでシャマラン作品の中でも下の下のような内容。

終幕もカタルシスは皆無で、ほぼ投げっぱなし。
穴だらけのSF設定に一々突っ込む気も起きない程の駄作。

男の理想を批判したフェミ映画だが、そもそも今作で描かれる男の理想が女の妄想でしかない。
そのくせ男の理想のSF感の表層だけを女が真似した滑稽さが悪目立ちする空虚な作品。
まぁ、その空虚さがフェミ女の現実と言えばレビューの収まりはいいかもしれない。
勿論、素晴らしいフェミ映画はいくつもあるが、少なくとも今作は全く該当しないって話です。(ミソジニーじゃないよアピール)
磔刑

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