Kaako

ムーラン・ルージュのKaakoのレビュー・感想・評価

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)
3.6
「ムーランルージュ」それはナイトクラブ、ダンスホールで娼館。

時は1899年 ボヘミアン革命の最中

高級娼婦で花形スターにサティーン(ニコール・キッドマン)と作家志望の若者クリスチャン(ユアン・マクレガー)の許されない愛をコメディタッチで描いたミュージカル。

ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーが美しすぎる というより周りとの差があり過ぎる。(^v^;)
正に掃き溜めに鶴、石ころの中にダイアモンド、サーカスに例えればピエロの中の花形スター。

純情な若者クリスチャンがいきなりムーランルージュに連れていかれ、ケバケバしい女達のカンカンを見せられ、その毒気に当てられた後で美しいサティーンが上から降りてきたら、そりゃあ天使に見えるだろうし、金で女を買って弄ぶような男ばかりを見てきたサティーンが純粋に自分を愛してくれる美しい若者のクリスチャンに惹かれるのは至極当然のことだと思う。
だから2人が愛し合うようになり、それが悲恋に終わるのも当たり前に感じてラブストーリーとしてはハマれなかった。


でもユアンの歌が堪能できただけで十分満足!
ユアンにYour Songや愛の歌のメドレーを歌われれば誰でも落ちるよね。(///'ω'///)/♡︎

コメディタッチにしていることでラブストーリーとしてのトキメキや切なさが半減する反面、ムーランルージュの享楽的なケバケバしさやいかがわしさが際立って胸やけしそうだった。
ジドラーの顔 夢に見そう…(;^▽︎^)


人がこの世で知る最高の幸せ、それは誰かを愛し、そしてその人から愛されること。

当たり前のようだけど、ムーランルージュに生きる女達には当たり前のことではなかった。
日本の花街でも同じだが、どこの国でも日陰の花の恋は悲しいストーリーになる。
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