高校の頃、電車通学していた車窓の向こうに「絶賛公開中」と大きくかかれたこの映画の看板の残像が何故か今も脳裏に焼き付いて離れない
観にいっておけばよかったなあと今では強く思うけど当時は映画に興味が無かったからなあ、でも興味がなければないほど楽しめる要素をこの映画は兼ね備えてるところもある
特にカット数が夥しいであろう前半の溢れる疾走感は一気に「映画」という夢想的な世界へ引っ張り込んでくれるし、他の映画よりも映画らしい部分も多々あってこれこそ「ザ・映画」という感じもする
「20th CENTURY FOX」→「MOULIN ROUGE!」のタイトルが出る冒頭のシークエンスは他の映画には無い凝った演出方法
"カンカン" や "天国と地獄" のテーマが流れる前半のシーンは血が最高潮に沸き立つ
そして一番大事なことは
"役者陣が皆一様に楽しそう!!"
本編のメインテーマ「人がこの世で知る最高の幸せ」には何回でも首肯したい