《ブレンダン・フレイザーが奇跡の復活!》
◎72点
第95回アカデミー賞2冠。
🏅メイク・ヘアスタイリング賞
🏅主演男優賞
監督: ダーレン・アロノフスキー。『ブラック・スワン』『レスラー』。
本作は舞台劇の映画化。
余命わずかな体重272kgの孤独な男が、疎遠だった娘への無償の愛を紡ぐ―。
最期の5日間を描く、ヒューマンドラマ。
A24作品。
予告が良さそうだったし、主演のブレンダン・フレイザーは『ハムナプトラ』の主演で格好良かった人。その人が特殊メイクで体重272kgの孤独な男を演じていると知り観ました。
疎遠になった娘エリーとチャーリーの再会、疎遠になった理由、チャーリーが肥満になった理由が5日間の中で明らかになっていく。
感動するかなと思ったらそうでもなくて💦
なんだかあまりハマらずでした。
本作では、人は人を救うことができるか、同性愛、宗教、アメリカの医療制度が描かれていました。
ブレンダン・フレイザーの演技は素晴らしかったです。
肥満体の演技、苦悩と葛藤の演技と見応えがありました。
他の出演者も演技は申し分なく良かった。
娘エリー役のセイディー・シンクは顔は可愛らしいけど、中身は一癖ある小憎らしい娘役は上手かった。
リズ役のホン・チャウ。『ザ・メニュー』とは違って友達思いの良い人役を好演。
観てる時には離婚理由はあまり違和感を覚えなかったけど、フィル友さんのレビューでチャーリーの相手が同性じゃなく女性だったらの視点で見ると、許せる案件じゃなかった😓
教え子と駆け落ち、しかも家族がいて、妻子を置いて出ていくのは酷い。
そりゃエリーも傷つくし、父を信用できないのも無理はない。
エリーはひねくれていて、可愛げはないし。
この親子に感情移入はできなかった。
リズには共感を持てました。
なんだか思っていたのとは違いました。やはり離婚理由が原因かな。
リチャードの最後の行動はグッときました。
字幕翻訳: 松浦美奈
観客 13人
劇場鑑賞 #42
2023 #44