さっこ

ハッチング―孵化―のさっこのレビュー・感想・評価

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.7
①🥚👀
ストーリーは目新しいものではないのに、とてもおもしろかった😳
ありがちな話を、ところどころ外してくるのがイイ!

ママはSNSに自分の幸せな家庭をアップし続けるんだけど、フォロワーの反応は全く描かれない🤔自慢するより、自分の理想の家庭を追求してるだけってことかな?
少女が病院にお見舞いに行くんだけど、誰も病院にいない😨ゾワゾワ

ママはスケートをやってたらしいんだけど、あの太もものキズは何?説明はしない。
ママがすごいフェロモン熟女で「ワタシ今が一番オンナとしてアブラ乗ってます」って感じ😨
いや、ムンムンしてるんだけど不快感しかなくて気持ち悪く見えてしまう🤮




②🐣→🐥
あと男たち。パパと浮気相手が興味深い。
パパはオス感がなくオバサンみたいだった。
今のジェンダーレスな社会を追求していくと、男性は全員このパパみたいになってしまうのかもしれない。
おそらくこの夫婦はセックスレスだろう😣

一方、浮気相手は野生味がある。強くてワイルドな男性に性的な魅力を感じるから、恋愛するのはそっちなんだろうな。(年収はパパより低い)



↓🚨ネタバレあり







③🐥→🦤
ラストシーンのあと、ママが幸せな家族の動画撮影を再開してるシーンを妄想してしまった。
すでに少女は本物と変わらない見た目となっている。ママたちはあの長女を受け入れる。そして変わらない日常が続いていく。
しかし、長女にはなんらかの変化が起こる。
もう以前のようにママの言いなりにはならない…end

そんな続きを妄想した🤔

そう考えると、やっぱりあの卵から孵ったモノは少女自身であり、もしいれかわったとしたら、それは第二次性徴とか、少女が大人に成長していくことのメタファーだと思う。

少女が鳥に食事を与えるために一度吐くのは拒食症のメタファー、特に体操がうまくいかないプレッシャーから体型の変化成長を恐れているのかな。鳥の餌をボリボリするのは異食症を連想させる。
そして父親が少女の部屋に行ったら、鳥の血痕を見つけて「生理かな?」と勘違いして退散するのも少女の第二次性徴を暗示している🤔




本作の監督は、チタンの監督の「RAW少女のめざめ」に影響受けてるらしい。
チタン見たんだけど、本作よりもさらにぶっ飛んだ作品でした😳









感想ココマデ✨
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【巻末むかし話】
エロ本爺さん





昔々あるところにエロ本爺さんがおったそうな
エロ本爺さんは第二次性徴期の子供たちのために来る日も来る日もエロ本を作っておったそうな

モデルを募集し、脱いでもらい
写真を撮って 印刷したのじゃった
そして全国のコンビニエンスストアに届けたのじゃった

子供たちは大喜びで
エロ本爺さんありがとう
自分で買えなくても 店員の目を盗んで立ち読みしたり
誰かが川べりに捨てたエロ本を見たりしてるよ
とっても助かってるよ、とエロ本爺さんに感謝したそうな




しかし、いしはらしんたろうが
エロ本をコンビニに置くときは青いテープを貼りなさい
と言ったそうな
そのためエロ本の売上は激減
子供たちは中を見れないし、川べりを探してもエロ本は見つからなくなったそうな

エロ本爺さんはそれでも歯を食いしばって
モデルを裸にして写真を撮って
エロ本を作り続けた




しかし今度は過激なふぇみにすとが怒って
エロ本はコンビニエンスストアに置いてはいけなくなった

エロ本爺さん今までエロ本作ってくれてありがとう
でももうエロ本見れないね
性欲は我慢するよ

いかん子供たち性欲を我慢するのは
犯罪のもとじゃ
わしがなんとかエロ本を作るから…




そんなおりエロ本爺さんのモデルになった女性が
エロ本爺さんに性的強要されたと訴えたのじゃった

そうしてその後、エロ本爺さんを見たものは誰もいない…


子供たちは別にエロ本がなくてもスマホでもっと過激な動画が観れるから別に困らなかったそうな


めでたしめでたし







(エロ本規制を訴えたところでネットがあるから意味はない。あらゆる規制全般、コンプライアンスに本当に意味があるのか?というメッセージでした)
さっこ

さっこ