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ハッチング―孵化―のCのネタバレレビュー・内容・結末

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2022年/フィンランド他/86分

モイ!何だか絵に描いたような完璧さの4人家族。でもそれはsns上だけの幻影。自分の幸せしか考えない承認欲求の塊みたいな母親、妻の不倫を「個性的」と言う空気みたいな父親、映えないせいで母親に構って貰えない弟、そして母親の期待に懸命に応えようとしている娘ティンヤ(12歳)の歪な関係が本当の姿。

そんなティンヤが森で見つけたカラス(撲殺した)の卵。温めてたら巨大化して、生まれて来たのはコンドルみたいなデカいヒナ。その不気味なクリーチャーを、ゲロを喰わせて育ててたら、ティンヤの負の感情を汲み取ってその相手に反撃し出したからさぁ大変。

うるさい犬を殺したり、才能のある隣人を事故に遭わせたり、ティンヤ(優しくて健気)的にはめっちゃ迷惑。しかも外見がティンヤ化した後、母親を殺そうとして返り討ちに遭うも死んだのはまさかのティンヤ。立ち上がり母親と見つめ合うティンヤの姿をした化け物。エンドロール。

北欧ホラーてこうゆートコあるよね、何て言うか、美しい顔、美しい風景、ゲロみたいなね。
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