あつぼう

ハッチング―孵化―のあつぼうのレビュー・感想・評価

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.2
12歳の少女・ティンヤは、完璧で幸せな自身の家族の動画を世界へ発信することに夢中な母親を喜ばすため、体操の大会優勝を目指す日々を送っていた。ある夜、森で奇妙な卵を見つけたティンヤは、家族に秘密にしながら、その卵を自身のベッドで温め続けってお話。

もうジャケットが物語っていて、これは仮面家族の話でもある。
偽りの幸せ家族をSNSにアップして承認欲求を満たす母親の醜いこと。自分の欲求を満たすためなら夫も娘も利用するって母親の資格なしです。これで毒親の見本みたいでした。

森で奇妙な卵を見つけて家に持って帰ってきて育てはじめたティンヤ。卵が異常な速度で大きくなってる時点で普通なら捨てるやろうけど、母親のエゴや空気のような父親、そして何かムカつく弟に囲まれていたら、卵に執着する気持ちもわからなくもない。

ストレスをジワジワと蓄積させられる前半、卵が孵化してグロテスクな描写の連続になる後半、特に後半は気持ち悪くなるシーンが続くので閲覧注意です。これ食事中に観たら吐き気を覚えていたかも。

鳥に対しては特に嫌悪感もないけど、孵化した生き物に対しては強烈な嫌悪感と不快感でこちらがストレスを感じました。目がリアルすぎて気持ち悪いんですよ。しばらく鳥に近づくのも嫌になりました。

ラストの展開は予想できるけど、あまり気持ちのいいものではない。こんな母親でなかったら、もっと違う展開が期待できたのに。全ての原因はこの母親でした。

あつぼうさんの鑑賞した映画

あつぼう

あつぼう

もっと見る