さとし

バイオレンスアクションのさとしのレビュー・感想・評価

バイオレンスアクション(2022年製作の映画)
3.3
これは期待しただけに残念でした。

「ジョン ウイック」みたいな作品を作ろうとして「96時間レクイエム」になってしまいました。あと「ルーシー」を彷彿とさせる橋本さんの格好も印象的でした。もう何から始めればいいのかわかりませんが、「96時間レクイエム」街道爆進中でカメラがあっちの角度こっちの角度とおぼつかず編集で直したんでしょうけど途切れ途切れで見ずらかったです。橋本さんの演技とスタントウーマンの動きを形にするのは難しかったでしょうけど「ジョン ウイック」の素晴らしいところはよくワンカットであそこまでの完成度で仕上げるなという感じですね。「ザ ファブル」もまあまあなんですが、「ジョン ウイック」と比較すると何かが足りないんですよね。まあ、「ヘルドッグス」に期待です。

ストーリーは悪くないんですけどね。昼は大学生夜は殺し屋の二刀流ライフは見ててつまらなかったわけではないです。でも後半に進めば進むほど監督が何がしたいのかよくわかりませんでした。スローモーション使ったり橋本さんが組織のもう一人の殺し屋を倒すのに早送りを使ってちょっと楽しようみたいな印象も受けました。脚本もずさんで20分位は削れた気がします。杉野さんや岡村さんも良かったです。佐藤さんも楽しそうにやってる感じでヴィランぶりも面白かったです。まあ、学びの場は学ぼうという志があれば、きっと大丈夫です。この監督の今後に期待です。

ところで何か事件が起きたら民衆があまり騒がないのはなんでという印象でした。思い付きです。ニューヨーク行きたいです。
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