評価低い映画をわざわざみて酷評するのは非生産的だし、「ジャンル映画だし景気の良いアクションの二つや三つ観られれば良いや」と思って見始めたらまさかのそのアクションが壊滅的にセンスが無いとは思わなんだ。
冒頭の高速移動演出に頭を抱えてたら全編そんな感じで、普段観てる映画の(わざわざ褒めたりしないまでも)違和感なく観ているアクションシーンと言うのがいかにちゃんと気を遣って撮られているのか、と言う事に気付きました。センス良く思われたいのか、謎のぶつ切りの編集でアクションシーンの緊張感や全体的な流れが断ち切られてしまっていて、なんでこれでOK出たんだろうか。
中盤橋本環奈さんが胸を揉まれるシーンがあるのですが、物凄く露骨に顔の映らない別カットになっていて、やろうとしてる事の理想と覚悟技量の足りなさみたいなものがここに全て現れてる気がしました。別に胸揉まれるのが観たい訳じゃないし別の表現でも事足りるのにそんなシーンにして、でも本人にやらせられないので不自然なアップで誤魔化す感じ。自分はちゃんと明日から丁寧な仕事しようと思いました。