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オリエント急行殺人事件のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)
3.8
アガサ・クリスティの推理小説をシドニー・ルメット監督が映画化したオールスターキャストのミステリー。
原題:Murder on the Orient Express
(1974年)

1930年、ニューヨークのロングアイランド。
大富豪アームストロング邸で幼女誘拐殺人事件が発生。
両親や疑われたメイドも相次いで命を落とす。

5年後。ベルギー人の名探偵ポワロ(アルバート・フィニー)は、英国への帰国途上、イスタンブール発の大陸横断国際列車オリエント急行に乗るが、列車が大雪で立ち往生する最中、車内で殺人事件が発生する。
被害者は米国人実業家のラチェット・ロバーツ(リチャード・ウィドマーク)。
ポワロは鉄道会社の重役(マーチン・バルサム)から依頼され、一等寝台車に乗り合わせた計12名の事情聴取を始める。

やがて殺されたラチェット氏と5年前にアメリカで起こった事件とのつながりが見え始め、意外な真相が明るみになる。

~一等車両の乗客12名~
・ラチェットの秘書ヘクター(アンソニー・パーキンス):アメリカ人
・ラチェットの執事(ジョン・ギールグッド):イギリス人
・おしゃべり好きで騒がしいハリエット・ベリンダ・ハッバード夫人(ローレン・バコール):アメリカ人
・宣教師のグレタ・オルソン(イングリッド・バーグマン):中年のスウェーデン人
・ハンガリーの外交官アンドレニイ伯爵(マイケル・ヨーク)と若くて美しいエレナ伯爵夫人(ジャクリーン・ビセット)
・ロシアのドラゴミロフ公爵夫人(ウェンディ・ヒラー)とドイツ人のメイド(レイチェル・ロバーツ)
・英国軍人アーバスノット大佐(ショーン・コネリー)
・バグダッドで教師をしていたイギリス人女性メアリー・デベナム(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)
・シカゴの車のセールスマン(デニス・クイリー):イタリア人
・私立探偵と名乗る男(コリン・ブレイクリー)
~その他の登場人物~
・車輌の車掌(ジャン=ピエール・カッセル):フランス人
・医師(ジョージ・クールリス):ギリシャ人

クリスティの原作は、探検家リンドバーグの息子の誘拐殺人事件をモチーフにしたもの。
見返すと、巧妙に伏線が張り巡らされてことがわかる。
音楽担当はリチャード・ロドニー・ベネットで、列車が出発するシーンには流麗なワルツが使われている。
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