このレビューはネタバレを含みます
丸尾末広の漫画で気になっていたら、授業で観られた(笑)淀川さんの解説つき。
WW I 終戦時、ドイツ美術や戦前の栄華を思い出して作られたこの作品、前に観た『プラークの大学生』とかと比べると、やっぱり画面の使いかたが発展してるなと思った。
単純で記号的なセットだけど、人物(大衆)の数が多くなったから、人が奥行きを作ってた!画面が立体的!リアル!(人が風景になる技法に名前ないのかな)
反対に誰かひとりのアップのときは、望遠鏡みたいに中心が黒くすぼまってたから、幻想的で、かつ恐ろしげだった。
大衆のシーンとひとりのシーンとのかけあわせが夢と現実をあいまいにさせていくのが余計に怖い。
でも全部夢。怖い。
セットを作った人たち、あの『メトロポリス』も担当したみたいだから観てみたーい。
2回目みたら怖かった。