ふう

カリガリ博士のふうのレビュー・感想・評価

カリガリ博士(1919年製作の映画)
3.5
うーん、ドイツの芸術や映画史に 知識のない私には評価は難しい映画ですね…

でも小さい小さい画面の中に舞台のようなセットがあって、それが本当に摩訶不思議な世界で、マザーグースの

ひねくれおとこがおりまして
ひねくれみちをあるいてた
ひねくれかきねのきどのそば
ひねくれおかねをひろってね
ひねくれねずみをつかまえた
ひねくれねこをてにいれて
ひねぬれあばらやに
そろってすんだということだ
(訳:谷川俊太郎)

を思い出しました。その不思議な町で普通に暮らす人々の前に現れる謎の奇術師、眠り男、そして連続殺人事件…
と、話を聞くだけだとわっくわくなのですが、固定カメラと徹底的に芸術性に拘った舞台美術のせいかお話にはうまくのれない。
けれど、眠り男の不気味さ(フランケンシュタインに似た切なさ)モノクロなのに鮮やかに見える妙、ヒロインの夢うつつな様子には心惹かれました。

カリガリ博士=マッドサイエンティストというイメージでしたが、ちょっと違いました。
あと、ティム・バートンの初期短編を思い出す描写満載なので、影響を受けているのかな?この頃の映画史を勉強したくなりました📖