二瓶ちゃん

今夜、世界からこの恋が消えてもの二瓶ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見もしないくせに批判はできないので鑑賞。

東宝。

客層がいつも見る映画と違った。ティーン多め。失礼ながら、携帯が鳴ったり私語だったりマナーが不安だった。

本日2本目は、「メタモルフォーゼ〜」と比べるとなにわ男子、古川琴音が出てくるという共通点あり!

今回は色々思うところがあるのでまとめて書いておきます。

Bad
・突然人死ぬ
・人物が感情的になるシーンがいくつかあるんだけど、それでそんなキレる?とか思っちゃう。
・確かに重度の病なんだけど、主人公が周りの人達を踏み台にしすぎではないか?とか思っちゃう。
・結局わかるようにできてるけど、時系列がアレなのでちょっとだけ混乱する
・芥川賞作家の姉ちゃんっていう設定とか母親亡くなった話とか、いる?って思ってた。確かに神谷くんの未来のことを託す人は必要だし、死因として母親のことにも関係してくるんだけど、ちょっと個人的には女主人公の記憶の話だけで時間を通せば、こんな尺は要らない話にも感じる。
・いじめは現代の問題です。デブにも人権を。
・なぜ一度バラして、嘘ついて、またバラした?って素直に思っちゃった。
・彼女とのデートに親友と同伴させてまで姉と会って帰ってきてからの髪型、顔、別人かと思った。

Neutral
客層同様、ティーン向けな主題歌だなーと思いながら聴いてたので歌詞も含めて聴き直したい。まぁシネコンジャニーズ映画らしくベタベタの恋愛ものでありました。
現在公開中TANGと同じ監督だった

Good
・記憶亡失系はまぁ今までもあったかもしれないけど、それを使って生じる記憶の「改ざん」で観客にモヤモヤさせるのは上手すぎ。1回目の改ざん(神谷が記憶喪失のことを知ってることを日記に書かない)でも流石だなぁと思った。2回目の改ざん(神谷の存在を日記から消す)は神谷が消えていく描写で泣きそうになった。神谷が消えて親友が出てくる描写だったら泣かなかったから流石な演出。
・主人公の顔が整ってるんだけど、しつこすぎない可愛さでよかった。前の前田敦子とか感じた。
・まぁちょっと抱えてる役ではあったんだけど、シネコンのスクリーンで女子高生をして、親友とはしゃぐ古川琴音さんを観れた。
・多分この映画で1番美しかったのは松本穂香さん。最近チラホラ見る人だわ。
・冒頭で古川琴音と芝居してる時の福本莉子が古川琴音ってぽくて受けて投げる演技をしてるなと思った。
・ジャニーズの子、画面映えしてフレッシュ。

総括
記憶の亡失に終始すれば良いものを、それ以外を描いて、偽物の恋とか言いながらベタベタに恋愛モノをやる中盤まではちょっとつまらなさを感じたけど、後半になったらそれらの意味がちょっとずつ変わっていって、ドチャクソ泣ける。人によってはだけど、少なくとも私はある程度泣けた。

キラキラベタベタティーンズ向けなんだけど、ちょっとタイムループものっぽさがあるロジックをうまく使っていて、あーなるほど〜って感心して人によっては泣いてしまうのでこの評価。

古川琴音が主な要因でサイン会とか色々あって頭の中が今作とメタモルフォーゼ〜でぐちゃぐちゃ。

鑑賞後のドスンとした余韻がすごかった。