さすらいの雑魚

シネマスコーレを解剖する。 コロナなんかぶっ飛ばせのさすらいの雑魚のレビュー・感想・評価

4.1
シネマスコーレ支配人 木全純治氏にフォーカスしコロナ禍に苦闘するミニシアター界隈を記録したドキュメンタリー。 
ミニシアターの存在意義をシネマスコーレの歴史に仮託して物語り、コロナ禍により崩れつつある多様な文化の揺籃の場の危機を訴えているかのよう。
と書いてると深刻で真面目なドキュメンタリーなの?的な感じだが、そんな事はない。
木全氏のキャラクターと言うか、悠然とコロナ禍と戯れてると言うか😅
振込手数料の節約を図るほど経営が苦しいくとも朗らかに、業界を代表して行政に働きかける凛々しい姿なはずがどうにもユーモラスで、どっかで余裕綽々で泰然自若な風味なのです。
若松孝二に社長退任を迫った修羅場に比べればコロナ禍なんて大した事無いよ との本人の言ですが、若松監督ってどんなエグい人だったのさ😁とナレーション然と劇場に響く伝説の若松ヴォイスに聴き惚れつつもやっぱりニヤリとしちゃう雑魚なのです♪