鑑賞日:2022年8月26日
パンフレット:880円
兄妹は、地球を救う――!
とりあえず、前々から噂されていた『Not On Planet Earth』の”NOPE”ではなかったですね。
にしても、ジョーダン・ピール監督はホント凄いわ!
「ゲットアウト」はブルーレイで鑑賞済み、「アス」は未鑑賞ながらもネタバレを読み、監督作第3弾で、エイリアンものを持ってきてヒットを飛ばす…
天才監督なのかもしれない。。
映画は、血まみれのチンパンジーを映し出すシーンから始まります。
って、この冒頭のシーンは中盤ちょこっと関係してくるものの、物語的にはそこまで重要ではないかと。
深読みすると、いろいろなメタファーがあるのかもしれないが、自分はそこまで考察しません(苦笑)
牧場を経営している父の仕事を手伝うOJ。
ある日、いつものように手伝っていると、空から落下物が!
父親は落下物が当たり、瀕死の重傷を負い、OJが病院に運ぶも、亡くなってしまう。
頭から摘出された落下物は硬貨だった。
OJが牧場の経営をすることになるが、すぐに立ち行かなくなってしまい…
妹のエメレラルドも自分のことしか頭になく、兄と対立していた。
OJはジュピター・パークを経営するジュープに馬を売却することに。
すぐに買い戻せるようにはしていたが、ジュープからはある提案がなされる。
夜、馬のゴーストが柵から出て行ってしまい、OJが追いかけ…
そこで謎の飛行物体を目撃!
それが何なのか分からないので、量販店で防犯カメラを購入し、店員のエンジェルに設置してもらう。
そして、防犯カメラでいざ撮影しようとするが、カマキリが邪魔して、撮影出来ず。
しかし、エンジェルは全く動いていない雲があると言ってくるのだった…。
前半は静かな展開で、飛行物体を撮影するためにOJとエメラルド、エンジェルの3人が躍起になるも、なかなか上手くいかない。
観客もかなりもどかしく感じるかも…。
後半のジュピター・パークの惨劇から、物語は加速度的に面白くなっていきますよー!
飛行物体はUFOではなく、生物でしたっていう展開となり、しかも縄張り意識が強く、餌を求めてうろついていました(汗)
なぜか目を未確認生物に向けなければ、吸い込まれることはなく…
この辺り、どうしてそうなるのかは良く分からず。
OJたちが未確認生物の撮影をどうにかして実現したい終盤から、結局地球を救う展開へとなっていくのは、なかなか壮大でもあり。
とりあえず、ピール監督はエヴァや「AKIRA」が好きなのかもしれない。
未確認生物は姿が変わると使徒っぽいし、AKIRAのバイクでザザーっとスライドするシーンに似た場面があったりと♪
張ってあった伏線を綺麗に回収していくのも良かった。
井戸のカメラ撮影とか、ラストカットは明らかに2秒の馬の映画ですよね?
ネタバレ厳禁で、最後まで楽しめる作品になっていました!!