てつこてつ

炎の少女チャーリーのてつこてつのレビュー・感想・評価

炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)
2.5
スティーヴン・キングの原作は中学生の時に読んでいる。また、1984年のドリュー・バリモア主演のオリジナル版も視聴済み。

およそ40年もの歳月を経てのリメイク版の出来映えは・・というと、やはり、今の時代に超能力者を「兵器」として米国政府が人体実験をするという発想自体がやや時代遅れで、原作にある程度忠実であるが故に、ストーリー自体が古い。ブラムハウスって、あまり自分には合わないかも。

見せ場である少女が怒りと共に発火するシーンのVFXも結構アニメチックで残念。オリジナル版のラストシークエンスが、あの時代のVFXの技術にしては巨大な火の玉が建物を破壊するとか結構凄かった記憶があるので、VFXが圧倒的に進化した今の時代の最新テクノロジーにしては安っぽい。

少女の家族を付け狙う、エンディングで重要な役割を果たす暗殺者の描かれ方も浅いし、色々と中途半端。

ザック・エフロンが、青春アイドルスターから、今や父親役を演じるまで時代が経過したことだけが感慨深い。
てつこてつ

てつこてつ