アネモネ

MEN 同じ顔の男たちのアネモネのレビュー・感想・評価

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
4.0
今年は
こんな映画観たことない!
みたいな映画が多かった気がします。
この映画もそう。
そりゃR指定付くだろうし、どうやってこの発想に辿り着いたのか頭を抱える作品でした。
きっと、こんな男性にあんなに大変な目に合わせられる女性の立場を表してるんではないかと、無い頭でグルグルと考えてはいるのですが、
それでも謎はいっぱいありました。
グリーンマンの存在の意味や、ラストも私にはよくわかりません。

反響反復する声や沢山のたんぽぽの綿毛や同じ顔の男がどんどん出て来る事、そしてなんと言ってもその後の観た事ないおぞましいシーンは、増幅する嫌な男のメタファーってこと?
だとしたら、バカンスに来ても呪いのように蝕んできてああいう男のせいでずっと精神を病んで生きていくなんてマジごめんだし、
はっきり言って「ドントウォーリーダーリン♡」なんて言うわけないから!
しかもあそこまでして出てくるとか、ありえねー。


とは言えこの解釈さえ合ってるのかも不明だし、ラストはやり過ぎだったようにも思えました。
けどね、同じ男の証明があの手だったり、増幅する恐怖の表現はギャー!ってなってマジ凄かった!!!
最初の方に見た村の自然の美しさを一気に忘れるくらいの衝撃でした。
湯気出てたし。



ワイルドローズでファンになったジェシー・バックリーは今回も良かったし、なんと言っても一瞬ベンアフに見えるロニー・キニアの怪演が見事でした。
俳優さんって本当に凄い!



素晴らしい景色の田舎の村でとても素敵な古民家でも、気軽に1人旅行は行かないでおこうと思います。
けどさ、たまにいるよね
あの旦那みたいな人。(増えるところではない)
アネモネ

アネモネ