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MEN 同じ顔の男たちのmのレビュー・感想・評価

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
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『有害な男性性』がロリー・キニアの顔をして襲ってくる!アレックス・ガーランド監督ならではのエッジの効いた作風&テーマ性とA24のゴリゴリなアート性が悪魔合体、多くの観客を平然と振り落とす作品が誕生。クライマックスの繰り返しは自分が一体何を観ているのか分からなくなって引き攣った笑いが出ましたね。綿毛とかメタファーの部分に関してはちょっとよく分からなかった、ごめんね。

アレックス監督の演出力は健在で、嫌な鋭い緊張感が映画を支配し続ける。監督デビュー作「エクス・マキナ」がそうであったように、今回もフェミニズムの精神が映画を貫いているので信頼できる。

ロリー氏が細やかな演技力で見事に体現する嫌な男性像のオンパレード、特に神父が象徴そのものでしたね。主演ジェシー・バックリーの演技も素晴らしかった。


アレックス組常連のソノヤ・ミズノさんは実は今回も参加していて引き続き皆勤賞達成。必然性・必要性のあった前作「アナイアレイション」の時とは違って今回は誰でもいいポジションだったので、さてはアレックス監督、ソノヤさんの事マジで大好きだな??
皆さんもソノヤさんがどこにいるか探してみよう、答えはエンドロールで!
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