リョウ

ICE ふたりのプログラムのリョウのレビュー・感想・評価

ICE ふたりのプログラム(2018年製作の映画)
3.3
昨年の11月のアヴリルのライブ以来のみなとみらい。
映画でいったらパンデミック中の「ビーチバム」以来のキノシネマみなとみらい。
それもこれも公開してまだ1週目にも関わらず日比谷シャンテの上映会が1回キリになってしまったせいだ。どんだけ扱いひといんだよ。
さてさて「最強のふたり」を思わせるような予告編から見るまではお洒落なおフランス映画かと思っていたのたが蓋を開けてビックリ!
ろ、ロシア~!!!
オープニングから軽快なテンポと所々に散りばめられているミュージカル要素が混じりあってあっという間の2時間だった。
特に前半がとても面白い。
スケートの才能の欠片もないバナナ売りの少女ナージャがどうやってトップアスリートとして活躍できたのか!?
そこにはまるでKGB育成所さながらのロシア独自のアイススケーター養成所の存在があった!!(KGB養成所行ったことないけど。。。)
数々のライバルとの競争社会に打ち勝ち最高のパートナーを手に入れたナージャ。望むものほぼ全てを叶えたナージャの唯一残された夢は「アイスカップ」で優勝することのみ。
そんな順風満帆なナージャの元に訪れた悲劇!!
アスリートとしては勿論もはや歩くことすら出来ないナージャのもとに現れたイカれたスター・ウォーズマニアのサーシャ。
彼の持論いわく「フォースがあれば何でもできる!」
そして出ました古より伝わる名台詞(ロシア語版)「考えるな、感じろ!」
途中完全にスター・ウォーズ。しかもご丁寧なことに実際のスター・ウォーズのあのシーンまで流してくれるという。久々に聞きましたよ、あの方の「スーハースーハー」という息づかい。
果たしてナージャは再びリングに立てるのだろうか?
そして2人の恋の行方は??
とワクワクしていたらアーッという間に終わった!
もうジェットコースタームービーも真っ青。
後半はほとんど「3分間クッキング」並みのスピードで終わってしまった(汗)
ちょっとクライマックスシーンが嘘くさかったけどそれ以外は全く感動する間もなく超特急で駆け抜けていった。
いやあスゲーな、これがロシア映画か。もしかしたら寒い国だから観客もパッと観てパッと帰りたいのかな?まあでも下手なハリウッド映画みたいな無駄な引き延ばしがなくてスッキリする。
でも好きか嫌いかと聞かれたらメッチャ好きだわ~。何でこの映画こんなに人入ってないんだろ?
なぬ??ロシアでは既にパート2が上映されたとかされるとか!!
リョウ

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