伊狐庵

ガンバスの伊狐庵のネタバレレビュー・内容・結末

ガンバス(1986年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

とにかく、ハチャメチャですが、楽しい映画です。
見始めると、これは西部劇?と思うけど、途中から戦争映画みたいになっていきます。だけど、その実、コメディー映画だったりします。

第一次世界大戦時、アメリカの西部の町で銀行強盗を繰り返しているルークとバーニーと言う二人組が、ある銀行を襲おうとして、捕まってしまい、戦時下のフランスに派兵されてしまいます。
そこで、なぜか地上から銃でドイツ軍の爆撃機を打ち落としてしまう。その後、イギリスの将校とガンバスという飛行機を操縦できるかという賭けをしますが、この二人、飛行機を全く操縦したこともないのに、いきなり、離陸してみせてしまいます。ただし、やはり着陸は失敗し、2機の飛行機を大破させてしまいます。でも全く怪我はしないんだよね。ホント、マンガみたい。

当然、処罰されることになるわけだけど、その賭けの飛行中にドイツ軍の飛行船を見かけたことや、爆撃機を打ち落としたことで、処罰を逃れます。ところが、そのまま解放されるわけはなく、その飛行船を爆撃しなければならないハメに。

でもいい加減な二人のこと、2機のガンバスに乗って爆撃に行くと見せかけて、スイスに逃げようとしますが、ルークがドイツ軍に打ち落とされて、捕虜になってしまいます。
で、バーニーがルークを助けた上、新たなガンバスに二人で乗って、飛行船をやっつけてしまいます。

最後はまた、アメリカの西部の町に戻って、銀行強盗をしてガンバスで逃亡するという映画です。

一応、タイトルにもあるように、ガンバスという戦闘機の映画なのかも知れませんが、コメディー映画だと思って見た方がいいです。

この映画のスタッフやキャストは、あまり他の映画に出てませんが、ガンバスの整備士(?、技術将校?)であるフリッツ役のロナルド・レイシーは、他の映画にも結構出ていて、レイダース/失われたアーク《聖櫃》では、ゲシュタポのエージェント役で出ています。火に熱せられたラーの杖飾りを握って火傷してしまい、手のひらに紋章の跡が刻まれる人です。
伊狐庵

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