【あらすじ】
プサン(釜山)郊外の小さな入り江クアムの絶対的な主人ソン老人 (キム・ガプス)の下で数年間、手足として仕事をしてきたヒス(チョンウ)はごろつき稼業にうんざりしている。
1993年、港目当ての新勢力ヨンド(影島)派が、ヒスの親友であるチョルジン (チ・スンヒョン)に接近し、策略がうごめく・・。
田舎のごろつきヒスは、新たな自分を見つけることが出来るのか・・・。
****
キム・レウォン主演の「英雄都市」とか「狼たちの墓標」とかの相似です。
舞台が木浦(モッポ)、 江陵(カンヌン)そして今作が釜山(プサン)と南部や東部の田舎だけどリゾート開発が行われているところ。
なんかね、既視感があるわけですが、でも挙げた3作それぞれにオリジナリティは確保しています。
今作は冒頭のね、とある密談シーンを見せられているので、ある意味そこに向かってストーリーが進むわけで・・だからなるほど感強く、ライトな作品です。
まあ良くも悪くもチョンウさんらしい、チョンウさんの世界。ww
今回、名バイプレイヤーのチョン・ムソンさんがいつもより多く登場し、活躍するので楽しいです。おそらく方言で喋るのが堪らん!!
****
撮影はカン・グッキョンさんで、わし知る限り4本観ているのみ。
「虐待の証明」「はちどり」「連鎖」そしてこれ。
全部監督が長編デビュー作。
・・安心して任せられるからなのか、・・まあ最初は彼で・・的なことなのか。
基本グー―――っと人間の内面に迫っていくような画ばかりです。
「はちどり」はじめその目的は完遂し、頑張っているのではないでしょうか。
<502>