" 裏窓"! " サイコ "! "フレンジー"!
ものすごく生真面目に、前年(1980)に亡くなったアルフレッド·ヒッチコック監督のサスペンスフルなテイストを継承しようとしてますね。
説明的なセリフを極力省いて、映像で物語をグイグイ引っぱっていくところに好感が持てます♪
実はこの映画、むかし映画館でいちど観たんですけど、同じ時期に出会ったブライアン·デ·パルマ監督の"殺しのドレス"の衝撃のせいで存在が霞んでしまっていたんです。
でも今あらためて観てみたら、こっちはこっちで良くできてる!
ヒッチコックのフォロワーやらヒッチコック·チルドレンやら自称ヒッチコックの後継者やらが世界中に数えきれないほどいるなかで、明確なオマージュを差し挟むことなく、面白いサスペンス映画を地道に追究したケン·ウィーダーホーン監督はエラいと思います。
画面に映るのはほんの数秒だけど、トム·サヴィーニ師匠の堅実な仕事ぶりにも注目してくださいね♪