チャッキー、復活!!!
1990年クリスマスのシカゴといえば、『ホーム・アローン』かコレ。
やはり空気感や時代感、とくに子供を取り巻くホリデーシーズンの雰囲気には通ずるところが。
おもしろバイオレンスは洗練され、みんな口をひらけば「ファック!」「ビッチ!」。
半人半ホビーである異形さが前景化される、魔改造工場のクライマックスも最高。
オープニングクレジットやセットなどのデザインセンスも冴えていて、なによりアニマトロニクス技術がスゴイ!
チャッキーの良さ全部載せですね。
そして目を引くのは、こだわりを感じる撮影。
アンディやチャッキーを中心に、まるで子供が大人を見上げるように低い写角で、被写界深度も深く、明度もハッキリめ。
前作がテーマとして寓意性があったのと同じように、子供が主人公であることに対して、製作陣が意識的であったことが分かります。
ただ、製作や現場はずいぶんゴタゴタしたらしいすね……。