矢野顕子の歌声に一匹の猫。
やっぱり猫が好き…みたいなコメディではありません。
前作「本気のしるし」が大好きなので期待したけど、今回はあまり楽しめず。
キーパーソンはパクさん。
このパクさん、やってることはかなり酷い。
いきなり家庭を捨てて、戻ってきたらいきなりビンタ。その後お世話になったのに大嘘で逃亡。主人公の妙子をさんざんに振り回す。
前作、本気のしるしの振り回す役は浮世。彼女は笑えた。
けれど今回のパクさんは、韓国人で聾唖でホームレス。なんて言うか、このパクさんに笑っていいのか、怒っていいのか…。なんとも言えない気持ちになった。まあつまり楽しめなかった。
手紙がくるタイミングとか、妙子はパスポートを持っていたのか、など後半になるにつれ脚本が雑になっていくのも気になる。
テーマは、人に優しくする事の虚しさ、だと思うが、それはなんとなく伝わった。
次回作に期待。
