100HEARTS

LOVE LIFEの100HEARTSのレビュー・感想・評価

LOVE LIFE(2022年製作の映画)
3.5
賑やかで幸せな音楽や場面の中に不幸や孤独を同時に描くことで、より残酷さや疎外感が際立っていた。

職場と団地の建物やソファーを使って、こちら側と向こう側という登場人物同士の精神的距離感を上手く表していた。妙子がパクの支援に行く時も、シーツでじゃれ合っている時も向こう側の建物。

過去は忘れて乗り越えるものではなく、受け入れて積み重ねていくもの。その意味でタイトルが出る演出は派手さはないけど、二人の人生が再び動き出した瞬間だと感動した。
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