LOVE LIFEのPerikoのネタバレレビュー・内容・結末

リアル。重い。
人種、価値観、言葉が通じない、いろんな違いが積み重なる。
オセロが軸となってる。
誕生日のような幸せ→突然の死、絶望。
信じていた人→裏切り？
のように、白黒ひっくり返る。
木村文乃の脱力した感じは、今回の役にあっていたかも。
木村文乃と元旦那との息子、けいた君の誕生日を今の夫、永山絢斗と、その両親、同僚と祝う日。けいた君はプレゼントでもらった飛行機のおもちゃを持ち風呂場で1人で遊んだところ足を滑らせ溺死してしまう。そこから、木村文乃と、永山けいた、その他関係者の立ち振る舞いが非常にリアル。

木村文乃のことを中古という永山君のお父さん、けいたくんが亡くなってご遺体を部屋に置こうとしたら、私たちの思い出の部屋だからとかいったり、木村文乃と永山くんの息子を今度は見せてねとかいうお母さん。これは居心地悪いし楽しくない。あの空気非常にわかる気がする。(結婚してないから、完全にはわからんけど、全然楽しくない集まりにいる感じ)

元夫とたまたま再開し、元夫の事が忘れられない木村文乃、両親の引っ越しで元カノの地元に行き、永山君夫婦の生活がめちゃくちゃになれと思ってしまった矢先にけいたくんが亡くなり、自分のことを悪く思っていた元カノにキスをしてしまう永山君。

最後、木村文乃が韓国から帰ってきて、夫とこれから自分たちはどうする？と重く疲れ果てたような空気の中、お腹は空いてないから昼ごはんの前に散歩行こうとなり、これまでずっと目を見て話さない夫、永山くんに木村文乃がこっち見て。といい、散歩に出る。その瞬間「LOVE LIFE」のタイトルがでる。そこならはセリフのないリビング、矢野顕子の主題歌「Love Life」が流れ、2人が散歩に行く外の映像へとアングルがゆっくり移り変わり終了。