片腕マシンボーイ

IDOL NEVER DiESの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

IDOL NEVER DiES(2022年製作の映画)
3.8
NOBORU IGUCHI NEVER DIE!
井口昇らしい井口昇映画としては2018年の「少女ピカレスク」以来、その間メジャーで無難なへっぽこ作品を数本、深夜ドラマやらアニメやらを数本、正直我々の井口昇は死んでしまった……思ってましたよ
しかし井口昇はゾンビの如く蘇った!我々の願いに応え4年越しに生き返った!井口昇は死なない!やったー!

5人組アイドルが栃木の山に合宿やってきたぞ!翌日は配信ライブやるんやが、そもそもどっかの国の預言者によると明日は人類滅亡するらしいわ!そしてその預言の期日を目前にメンバーやスタッフが失踪したり妙なことが起こり出すぞ……って話

いや〜、井口昇得意の女の子が無茶な目に遭いながらも成長していくどちゃくそ映画なんですがね、主人公達のグループと対バンするグループの2組のアイドルグループが登場するんですが、可愛い子からそうでない子までたくさん登場するなか、なんやかんやエンドロールや本編後のメイキングに登場する井口昇のワガママボディがいっちゃん可愛らしいんは相変わらずでマシンボーイ歓喜ですよなぁ!ぺろぺろ
うん、作品のクオリティとしてはまだ本調子とは言い難いが、リハビリ思えばちょうど良い井口昇っぷり、作品としての評価は正直3.5、3.6くらいやが帰ってきた我々の井口昇に加点せざるを得ないよね!今後の活躍の期待も込めて!

さぁさ、そんな本作に登場する女子達ですが、もちろん井口昇真骨頂映画やからば知ってる子なんてほとんど居ませんよ!ゲラゲラ
数少ない知ってるキャストは3人、若手俳優の登竜門「人狼ゲーム」シリーズ最新作「人狼ゲーム デスゲームの運営人」でゲーム参加者側のヒロインを演じ、本作では性格最悪な主人公を演じた桃果
運営のひとりにルパンレンジャーのブルーを演じた濱正悟
傑作増殖青春映画「女の子よ死体と踊れ」にメインキャストのひとりで出演し、本作ではライバルアイドルグループのリーダーを演じたようなぴ
……ぐらいか、他の子達は有名なアイドルなんかなぁ?
と思っていたら……え?あの人ってば井口監督の代表作「片腕マシンガール」の主人公を演じた八代みなせやったんかぁ……思えばもう「片腕マシンガール」も15年前やもんなぁ、変わらんのは井口監督の可愛いさだけやでぇ

しかし!本作にはマシンボーイ好みの女の子がひとり!やったー!
そうね、主人公と同じアイドルグループのひとりハル役の彼女、まるで松井冬子の幽霊画から抜け出してきたかのような圧倒的存在感な黒髪の美女!そしてアイドル衣装の袖からチラリと覗く二の腕内側の自前とおぼしきタトゥー!星柄かと思いきや……マリファナ柄!ひゃー!
ブ……ブラジル?そうね松井冬子の幽霊画のような彼女の名前をエンドロールで確認してマシンボーイってばビックリしたよね!ブラジルって名前なん?どいうこと?とりあえずFan!登録やな!今後映画出るんか知らんけど名前はともかく顔面と存在感がめちゃ好みやったわぁ
まぁね、ブラジルちゃんに限らずエンドロールのキャスト欄がカオスだったよね!なんでアイドルの子たちみんなこんな変な名前ばかりなん?キャンディ山内ってAV男優かよ!ゲラゲラ

なんか内容に全く触れて無いからば少しはちゃんとレビューしなきゃあね!
まぁね!他の井口映画でいうならば「スレイブメン」辺りの作品と同様に前半の退屈さがなかなか辛かったものの、後半に向けて加速していくからば、結果として良いもの観た感はだいぶあったよねぇ
うん、ヒロインが同じ時間を繰り返す辺りは正直なかなかつらいものがあった、だってブラジルちゃん以外のメンバーにマシンボーイってば全然興味が湧かなかったんやもの、でも餃子の子に隠された秘密を知った時はマシンボーイもスンスン泣けてきたよねぇ…………え?なんで餃子食ったら和らぐん?
あとさあとさ、井口映画でカレー出されると否応が無しに思い出される「変態団」ね!ゲラゲラ女子のお尻にカレーライスを重ねる井口昇の趣味丸出しな隠喩を思い出すと、もうカレー食べるアイドル達の絵面には井口昇の悪意しか感じなかったぞぉ!キュンキュン

さぁ、マシンボーイがカレーにキュンキュンしている間にも人類は滅亡に向かって進んでゆきます、さぁ果たしてアイドル達は絶望的状況を生き残り、無事に配信ライブを成功させることができるのか?ブラジルちゃんは無事マリファナの花のように美しい笑顔を満開に咲かせる事が出来んのか?
みんなもぜひ見届けてくれよね!

井口昇監督おかえりなさい!やったー!