多くの方があまり観ないかな、という作品で、埼玉帰還以来初の2日連続映画館!
しかも、久しぶりの池袋シネ・ルーブル!
お洒落だな、いいなあ、ミニシアターのこの雰囲気!都会はやっぱりいいなあ、、
と、内容に入るまでの心の準備、言葉の助走💦
「教科書検定」を扱ったギャラクシー大賞を受賞したテレビドキュメンタリーを新たな映像も加えて映画化したもの。
その時々に話題にはなるが、ほとんどの国民が関心を示さない「教科書検定問題」
→ここから先の文章は、(珍しく)言葉を選んで、慎重に書いている💦
でも、権力側やそれを強力に支持する方々にとっては、「どんな教科書を作るか」
「作らせないか」は、極めて重要事項なのだろう。
この10年、世の中のバランスシートが大きく動いている。
「教育は不当な支配に服することなく、、」の教育基本法の条文や
「学問の自由」を保障した日本国憲法の文言さえも、どこかに追いやられてしまう今の状況。
これを観ても、「酷いな、、」
「危ういな、、」と思う人は多くないかもしれないなあ、、💦
あの社会科の先生や女性問題を研究している学者さん、
倒産に追いやられた教科書会社の方など
踏み潰され(それに争っている人たちもいるが)ている人たちのパーツが
僕には、何とも恐ろしく、切なく感じてしまいました💦
それから、唖然としたのは、戻りたい東大の歴史の教授の
「歴史から学ぶものはない」と言い切ったこと、、これもまた恐ろしい、、、
映画としては、(どこをどうすればいいか分からないけど😞)
多くの人たちを引きつけて、納得させるパンチ力には、届かなかったような気もするが、大切なことをしっかり伝えている映画だと思いました。