パン

教育と愛国のパンのレビュー・感想・評価

教育と愛国(2022年製作の映画)
4.6
どうして本当のことを伝える=反日、極左になるのだろう?

例えばアメリカの学校がインディアン虐殺や原爆投下を学校で教えたらそれは反米学校なのだろうか?
ドイツの学校がナチスやホロコーストを学習したらそれは反独学校なのだろうか?

世界中のどこの国でも大体負の歴史がある。一つも悪いことしないで大きくなった先進国なんてまずないだろう。
それを素直に認めて反省するほうが周囲から見てもよっぽど賢い民族だと思うんだが…

あたかもカルト宗教の如く脳死で日本や政府の歴史全てを万歳するのはそのほうがかえって反日的に見えるわ。

この映画を観て日本の教育は本当にヤバいなと思った。
このままいくと100年後には満州事変や日中戦争自体がなかったことになりかねん。

あと自称保守、右寄りの人たちって何故か南京や慰安婦には必死に反論するけどマニラ大虐殺とかリパ大虐殺とか白馬事件とかそういう旧日本軍の他の犯罪には全然反論しないよね。
他にも山ほどある。こういう組織的な犯罪はきりがない。
戦線が広がるとどうしても問題も増える。

俺が思うにそれはどれも事実だが別に日本人や日本軍が悪いというより軍隊や戦争というものに本質的な欠陥があってどうしても問題が生まれるのだろう。
つまり世界のどこの国でも普通にそれくらいのことはやってる。
歴史を見てればわかる。

だから素直に認めて諸外国のように反省したら良い。
それが何よりの愛国であり教育であると思う。日本のためにもなる。

しかし金や圧力の問題に屈して都合の良い歴史の教科書を作ってる間は俺が言ってることなんて露ほども理解出来ないだろう。
残念でならない。
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